性感染症が与える妊娠への影響は?

2019年09月17日

性感染症の治療が遅れると不妊の原因となったり、流産や早産の原因にもなります。
また、性感染症が胎児に遺伝する事はありませんが、中には胎児に悪影響を与えたり、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、エイズなどは分娩時に感染する可能性が高い性感染症です。
最近では、自宅で簡単に性感染症をチェックできる検査キッドも存在していますので、定期的に性病のチェックを受けて、早めの治療ができるようにしておきましょう。

性感染症の中でも、日本で最も感染者数が多いのがクラミジアです。
20~30代の若い層に流行しており、自覚症状がほとんどなく感染に気づく事なくパートナーとの性行為で感染が拡大していくことが問題視されています。
クラミジアは放っておくと子宮内膜炎、卵管炎などに進行する場合があり、卵管炎になると卵管が癒着し細くなったところに妊娠するという子宮外妊娠の危険があります。
なお、完全に卵管が癒着してしまうと不妊症になってしまう可能性もあります。

妊娠初期~妊娠中期にクラミジアを発症すると、流産・早産するリスクが高まり、無治療のまま出産すると赤ちゃんが肺炎や結膜炎になるリスクも高まります。
早産になると赤ちゃんの体重が軽いだけでなく、脳性麻痺などの障害が残る事もあります。

クラミジアと同じく、子宮内膜症を悪化させたり不妊・子宮外妊娠のリスクが高まる性感染症に淋病があります。
淋病もクラミジアと同様に自覚症状がほとんどない性病です。

性感染症の代表とも言えるクラミジアや淋病は自覚症状がほとんどなく、性交渉によりパートナーに感染が拡大していきます。
その為、子供を望んでいる夫婦は、なるべく夫婦揃って検査キッドもしくは産婦人科などで、検査を受ける事が大切です。

性病の中には、妊娠中に感染・発症してしまうと手遅れになってしまうものもあります。
赤ちゃんに性病が遺伝する事はありませんが、赤ちゃんを無事に出産する為にも日頃から性感染症に対して意識を向けておくことが大切です。

しっかりとチェックをして性感染症を見逃さない!

国内で最も感染者が多いとされるクラミジアには、ほとんど症状がありません。
女性の場合ですと約7~8割が症状に気付かず、男性の場合も半数は症状に気付かずにパートナーと性交渉を行ってしまっています。
男性がクラミジアに感染した場合尿道に炎症が起こり、排尿時に痛みやかゆみを感じる場合があります。
尚、クラミジアを放置しておくと睾丸全体が膨れてしまう危険もありますので注意が必要です。

女性の場合は、黄色い濃いおりものが増えたり、不正出血が起ります。
その他の症状として、陰部のかゆみや下腹部の痛み、おりものの匂いが変化する、性交渉時に痛みや出血があるなどの症状があります。
クラミジアの女性の症状は、「生理」の症状と似た特徴も多く、見逃しやすい性感染症です。

次にクラミジアの症状とよく似た性病に淋病があります。
淋病はクラミジアよりも症状が強く出る場合が多いですが、それでも自覚症状がほとんどない性感染症の一つです。
男性の場合、排尿時に痛みやかゆみといった症状があることがあります。
また、炎症が強い場合は尿道から乳白色の分泌物が出る場合もあります。
さらに、淋病が精巣上体まで到達すると睾丸炎を起こし38度以上の高熱を引き起こすことがあるので注意が必要です。

女性の場合は、クラミジアと同様、約8割程度の人が無症状です。
症状が出る場合は、排尿時の痛み、不正出血、おりものの増加、下腹部の痛みなどが挙げられます。
クラミジアや淋病は不妊・早産・流産のリスクが高まり、早産は胎児に障害を残す場合もあります。
これらの性感染症の自覚症状はほとんどありません。

しかし、「ちょっとおかしいな。」と思ったら病院や検査キッドで検査を速やかに行い、なるべく早く治療を開始する事が大切です。