これも性病!?性行為で感染するB型肝炎

2019年10月16日

性行為をすることで感染してしまう病気には多くの種類がありますが、もっとも知られているのはクラミジアです。
そのためクラミジアについては予防をしっかり考えている人が目立つのですが、クラミジア以外の病気のことまでは考えていない人が少なくありません。
クラミジアだけを予防しても、他の感染症にかかってしまうのでは意味がないので、きちんと対策を立てる必要があります。

性行為で感染してしまうものとして注意が必要なのは、たとえばB型肝炎やケジラミ症です。
ケジラミ症は性病のイメージがありますがB型肝炎には性病のイメージがない人もいます。
正しい知識を身につけていれば感染を避けるのが容易になりますが、知識が不十分なままだと感染してしまうことが多くなります。
感染を避けるためには、なんといっても正しい知識を増やすことが欠かせません。

B型肝炎をはじめとした性病にかかってしまった場合は適切な治療を受けることが必要になります。
治療をしないまま放置してしまうと、感染症の症状が悪化してしまうだけでなく、他の人に感染させてしまうこともあるため危険です。
本格的な治療をするのは時間もお金もかかる厄介なことなので、まずは予防することを第一に考えなければなりません。

B型肝炎というと、訴訟の問題がニュースで取り上げられることが多かったわけですが、それだけを見ていると性病のイメージが湧いてこないものです。
そのため性病としての対策を考えず、安易な性行為に及んでしまうことがあります。
しかしウイルスが原因となって起こる以上、性行為を通じて他人に感染する可能性は残るのです。

性行為をするときに避妊具を装着すれば予防できると思われがちですが、避妊具で確実な予防ができるとは限りません。
避妊具というのは、あくまでも妊娠や感染の可能性を軽減させるものです。
本格的に予防するためには、避妊具に頼りきってしまうのではなく、知識を増やすことに力を入れる必要があります。

急性と慢性では治療法が異なるB型肝炎

B型肝炎に感染している全ての人に同じような症状が出るわけではありません。
実は、B型肝炎には急性のものと慢性のものとがあり、どちらなのかを確実に把握する必要があるのです。
急性か慢性かによって治療方法が異なるため、慎重に判断しなければなりません。
早い段階で適切な治療を始めることができれば、きちんと治せることが多いです。
治せなかったとしても、コントロール可能な状態にすることが期待できます。

B型肝炎の感染源は性行為であることが多いですが、母親から胎児にうつってしまう母子感染の例もあります。
ただし、母子感染を予防するための対策が立てられたことで胎児に感染するリスクは小さくなっているので、母子感染を過剰に心配する必要はありません。
大切なことは、やはり性行為での感染を防ぐことだといえます。

成人してからB型肝炎に感染してしまう場合は急性の症状が多く、たいていは治療することが可能です。
割合として、90%くらいは治癒すると考えられているため、あまり不安はありません。
とはいえ、慢性化してしまう人もいることに注意が必要です。

急性肝炎であれば、抗ウイルス療法を用いた治療はほとんど必要ありません。
多く見られる症状は食欲低下・食欲不振のようなものなので、しっかりと栄養を補うようにすれば十分です。
たとえば点滴を用いた治療が効果を発揮します。

これに対して慢性肝炎の場合はウイルスを完全に排除することは極めて困難で、ほとんど期待できないと考えられています。
薬を用いた治療を行うことになりますが、完全にウイルスを排除できる治療薬は開発されていない状況です。
そのため、完全な治療ができないことを前提として、専門の治療を進めていきます。